ラマダホテル大阪、12月末で廃業

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「大阪の御三家」として親しまれた旧東洋ホテルが前身のラマダホテル大阪（大阪市北区、客室数約５４７）が、

１２月末で廃業することが２４日、分かりました。

大阪市内ではホテルの開業が相次ぎ、老朽化対策の大規模改修をしても資金を回収できないと

判断したとみられています。

旧東洋ホテルは、大阪万博の前年の１９６９年、旧三和銀行（現東京三菱ＵＦＪ銀行）が

中心となって開業。

地元資本のホテルプラザ（９９年に閉館）、ロイヤルホテル（現リーガロイヤルホテル）とともに

大阪の御三家と呼ばれ、大規模な会合などで使われていました。

しかし、関西国際空港の開港（９４年）やユニバーサル・スタジオ・ジャパン開業（２００１年）に合わせて

全国チェーンや外資系のホテルが相次いで大阪市内に進出した影響などで業績が悪化。

０４年に米大手投資銀行のモルガン・スタンレーが買収し、

世界有数のホテルチェーン「ラマダ・インターナショナル」と契約し、

０６年に「ラマダホテル大阪」と名称変更して再スタートを切りました。

大阪・梅田から近く、地下鉄御堂筋線中津駅に直結の立地で、海外からのビジネス客や観光客などで

最近の客室稼働率は堅調でしたが、開業から４０年以上が経過して建物の老朽化が進んでおり、

改修に必要な多額の投資を回収できる見通しが立たないとの判断で今回の廃業を決定したとのことです。

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